Bayweave/ベイウェーブの豆知識
さり気ない市松模様のベイウィーブ柄(ランチョンマット)
薄手で爽やかな印象を食卓に与えるbayweaveはシンプルの見た目とは相まって複雑な組成により表現しています。
Bayは格間(ごうま)という意味を持ち、建築において室内の天井を覆う、四角形や六角形などの形状のくぼんだ装飾パネルを意味します。この格間のような立体的なパターンと平織りの連続により独自の市松模様のテキスタイルを開発しました。
一般的な市松模様はタテ糸とヨコ糸を交互で整経し、縞模様を作り出します。(応用した織り方もありますが、ベースは同じです。)
Bayweaveはタテ糸を浮かし、歪みを持たせることにより市松模様を生み出しています。Vanillaは1色の糸、Bluejeanはバイカラーヤーンを用いています。
この<浮かし>と<歪み>により糸に隙間が生まれ、市松模様が浮かび上がっています。織りテクニックを駆使した、チルウィッチらしいテキスタイルです。