Signal/シグナルの豆知識
変幻自在のシグナル柄(ランチョンマット、フロアマット)
中央の菱形を三角形が取り囲む直線的で精悍なデザインは一見複雑そうに見えますが、織り方はシンプルで色のチョイス(バイカラーヤーン)が秀逸です。
色の変化がわかりやすいTwilght色で解説していきます。
妖艶なTwilightは中央の菱形を6色の三角形で囲んでいます。
※色調も影響していますが、甲冑・鎧の毛引威(ケビキオド)に見えるという声も。
右半分と左半分では糸を1色変えただけです。単純にどの色を表に出すか、裏に隠すかでデザインされています。
赤丸の部分を拡大して解説します。
タテ糸はオレンジ・ブルー・濃紺の3色で、ヨコ糸はタテ糸と同じ濃紺の1色だけです。ヨコ糸に対して糸を浮かすか潜らせるかでデザインされています。
※厳密には、バイカラーヤーンなので1本の糸が2色から構成されていますが分かりやすく1色・1本で解説します。
青の部分は逆にオレンジを潜らせています。右半分はブルーの糸を緑がかった糸に変えることにより4か所全ての色を変化させています。
糸は全てバイカラーヤーンで一部シルバーの光沢色を混ぜているので玉虫調がより効果的に発揮され、見る角度や光量により色が変化して見えます。
面積の大きなフロアマットで見ると、菱形の連続のアーガイル柄です。
グレージュ・アイボリーでまとめたSand色はナチュラル・リゾートスタイルにもマッチします。